2025年4月27日 00:10
報道機関各社へのお願い
報道機関の皆様へ
みらい塾代表の奥平です。
今回の事件は、
大変重大な犯罪行為で、
弊社ならびに代表個人も、
大きな侵害・被害を受けました。
そのため、
一刻も早く捜査が終結し、
公訴提起への証拠集めが円滑に進むようにとの思いから、
救急病院で頭部治療をして頂いたその足で、
警察署に戻り、
事件当日の夜をまたいで午前3時まで、
調書の作成に協力させて頂きました。
（この点は当然のことだと考えております）
一夜明けた午後からは、
取材の方も多数お見えになりましたので、
捜査機関の方へ協力させて頂いたのと同じ思いで、
事案の重大性を少しでも世の人に知って頂くことで、
何かお役に立てるのではないかなと思い、
一定の条件を守って頂けるならという条件で、
取材協力させて頂きました。
その一定の条件とは、
昨今の詐欺被害の事件への懸念や、
二次被害三次被害を避けるために、
「個人情報の特定につながらないようにすること」
「塾名は出さない・分からないようにしてほしい」
というものでした。
しかしながら、
保護者さまや取引先企業の方から、
「塾名が出ていますよ」
「個人情報が掲載されていますよ」と、
日増しに教えてもらうことが多くなり、
実際、営業時間中には、
ごく一部の方ではありますが、
塾の前で迷惑行為をされる方も出てきております。
このような経緯から、
一部報道機関には、直接、
以下のようなお願いをいたしました。
「個人情報の特定につながらないように、
また、
塾名を出さない（見えない）ように、
修正や削除をしてほしい」
お願いの後、
某テレビ局の責任者の方からお電話を頂きましたが、
「警察発表をそのまま流しているだけで、
いつも通りやっているだけです」
とのお返事でした。
その時の内容には、
「事案の重大性や、
報道後の反響の大きさ、
二次被害三次被害を生む危険性などを鑑み、
プライバシー保護に最大限配慮する」
という発想がないことに、
愕然としました。
責任者の発言からは、
事案の個別具体的な事情・リスクは捨象され、
単純に、報道する側の都合が優先され、
（いち早く報道しなければ、
という発想なのでしょうか？）
報道される側の、
個人情報・プライバシーへの配慮は、
後回しというものでした。
（今回も、
「そちらに言われたから直しました」
という結果でした）
報道する側は、
一種の公権力に近い存在ですし、
一度報道してしまった後では、
取り返しがつかなくなる訳ですから、
相手がある場合の、
報道のあり方・取材のあり方については、
慎重になるべきではないでしょうか？
具体的には、
「今回の事案は重大なので、
報道後の社会の反応も想定し、
原則、プライバシーや業務遂行に支障が出るような
動画・静止画その他個人情報の掲載はしない。
例外的に、事前の同意があった場合のみ、掲載する」
という形であるべきだと思います。
今回の某局の対応・取材方法には、
個別具体的な人権問題への
想像力やデリカシーは、
残念ながら1㎜も感じることができませんでした。
非常に危ういものを感じました。
（実際、「問題を指摘されたから直す」というありさまでした）
某局以外にも、
動画・静止画その他個人情報（の特定につながるもの）が
掲載されているものを見かけます。
一刻も早く、情報の修正や削除をお願いいたします。
